ヘアカラーを行う上で頭皮の保護は例外なく必須だと思っております。
特に頭皮に刺激を感じているような状態の方は、既に頭皮に何らかの悪影響が生じているということです。
今後も継続して長くヘアカラーを行っていくことを考えているのであれば今ここで真剣に気あっておくべきです。
この記事ではヘアカラーを行う前になぜ頭皮を保護するのか?またどのように保護をするのか?ということを解説していきます。
パッと読める目次
ヘアカラーを塗る時に頭皮の保護はしている?
カラー剤を塗る時に頭皮の保護は必須です。
もちろん保護をせずに塗ることはできますが頭皮には大きな負担がかかってしまいます。
- 頭皮の刺激
- 抜け毛の発生リスク
- ジアミンアレルギー(ヘアカラーアレルギー)のリスク
もし現状でカラーの待ち時間やカラー後に頭皮に刺激や違和感を感じている方は、次回以降頭皮の保護を行ってから染めることをお勧めします。
お客様の中にはヘアカラー=刺激のある物と思い込んでいる方もいらっしゃいますが、それは大きな間違いで大多数の方は刺激を感じません。
刺激を感じるということは頭皮からのSOS信号だと考えましょう。
頭皮保護の役割と得られる効果とは?
ヘアカラーを塗る前に頭皮を保護することで次のような効果を得ることができます。
- 刺激の緩和
- 抜け毛の予防
- ジアミンアレルギーの予防
多くの方は1年間のうちに複数回に渡って髪を染めているので毎回行うか行わないかで年間の負担、10年単位での負担の差はとても大きい物となります。
特にアレルギーの発症は接触回数の蓄積による影響が大きいので発症率は変わってきます。
頭皮保護とはどのようなもの?
では具体的に保護とはどのように行うのでしょうか?
私が実際に行っているのはホホバオイルを使用した頭皮の保護です。
頭皮には元々、油分の膜が存在しバリア機能の役割を果たしております。これは人が独自に外側からの刺激から身を守るために分泌している天然の物です。
しかし人によっては油分の分泌が少なかったり、年齢を重ねることで油分は減少していきます。
そこでサポートするためにホホバオイルでの保護を行なっております。
ヘアカラー剤を塗る前に事前に頭皮にオイルを塗布し、その後に上からヘアカラー剤を塗布していきます。
そうすることで頭皮への負担を大きく軽減することができます。
頭皮保護専用のアイテムもある
ヘアカラーを販売している多くのメーカーは頭皮の保護を推奨しております。
そのため専用の保護アイテムを販売しているメーカーが大半です。
美容院で染める際に頭皮保護を行なってもらうことができていない方は事前に相談をすることで導入してもらえることもあるので、気になる方は美容師さんに問い合わせてみましょう。
カラー前のケアと同様にカラー後のケアも重要
ここではヘアカラー前のケアとして頭皮の保護を提案してきました。
それと合わせてヘアカラー後の薬剤を残留させないケアも重要です。
具体的には過酸化水素水とアルカリ剤といった成分の残留が頭皮に影響を与えると言われており、今回の解説では刺激と抜け毛といった症状に影響します。
アフターケアの解説については過去に別途まとめているので下記をご参照ください。

まとめ
ヘアカラーを行う全ての方に事前の頭皮保護を推奨します。
これはヘアカラーを美容院で行う方もご自宅で行う方も同じく行うべきであると考えております。
目先の仕上がりに影響があるものではないので軽視されがちですが、10年後の健康な髪や頭皮を維持する上ではとても重要なポイントの1つです。
特に現段階で刺激を感じている方は頭皮からのSOSサインだと思って、早めに対策を行うようにしていきましょう。