頭皮ケア

パーマや縮毛矯正の影響で頭皮が痛むことがある?できるケアとは

お客様
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パーマや縮毛矯正をかけることで頭皮に負担はかかりますか?

パーマや縮毛矯正って髪には負担がかかるイメージがあるけど頭皮にもよくないの?という質問をいただく機会が多くあります。

私個人の見解ではどちらも頭皮にダメージを与える可能性があり得ると考えています。

ただ、ここでのダメージはケアをすることで大きく軽減することもできることも事実です。

頭皮への負担が心配だなぁ・・・。と悩まれているのであれば適切なケアで負担を最小限に留めてうまく付き合くことをお勧めします。

美容師
美容師

ダメージを恐れて制限をかけ過ぎてしまうと何もできなくなってしまうので、施術で受けたダメージを日々補っていくことでデザインとケアの両立を目指していくことが重要だと思います。

この記事では

  • パーマや縮毛矯正は頭皮にどのような影響を与えるのか?
  • どんなケアを心がけていけばいいのか?

という点について解説をしていきます。

パッと読める目次

パーマや縮毛矯正が髪に与えてしまうダメージ

まず結論から言うとパーマや縮毛矯正をかけると頭皮には負荷がかかります。

その理由を解説していきます。

ダメージを与えると考えられる原因は2つの成分があります。

  1. 過酸化水素水
  2. アルカリ剤

それぞれどのような影響があるのでしょうか?

過酸化水素水

マキロンをはじめとした消毒液として馴染み深い成分です。オキシドール呼ばれます。

傷口に塗ると泡が出てきて菌を消滅させる効果があると言われているアレです。

パーマや縮毛矯正の場合は主に2剤に使用されており、形を定着させる役割があると言われています。

この過酸化水素水は酸化作用があり頭皮に一定の期間残ってしまいます。

残したまま放っておくと酸化作用が徐々に強まり、非常に悪影響のある成分へと変化してきます。

頭皮の健康な細胞を傷つけてしまい老化させてしまうことで大きな負担となります。

アルカリ剤

多くのパーマや縮毛矯正をする際はアルカリ剤が使用されています。

主に1剤に含まれており、髪の毛を柔らかくし形を変えやすくする効果があります。

頭皮と接触した場合に髪の毛同様に頭皮も柔らかくする作用が働き、この時に刺激や痒みなどを引き起こします。

過酸化水素水と同様にアルカリ剤も種類によって残りやすい性質のものもあり、やはり長く残るほどに頭皮にかかる負荷は大きくなっていきます。

どう対処をして向き合っていく?

パーマや縮毛矯正で受けたダメージは、その後しっかりとケアをしていれば大きな負担へと発展することはありません。

普段の習慣の中で頭皮ケアを行わない方でも施術後にはしっかりと行うことをお勧めいたします。

取り組むべきケアは3つです。

  1. 頭皮に残った成分を速やかに取り除く
  2. 頭皮のアンチエイジングを徹底する
  3. 乾燥した頭皮の保湿をする

これらを行うことで頭皮のダメージは大きく軽減することができます。

頭皮に残った成分を速やかに取り除く

頭皮に残ってしまう過酸化水素水やアルカリ剤は専用のトリートメント剤で除去することができます。

シャンプーで洗っただけでは落とし切れないので施術後はできるだけ早く、また数日間は継続して残留成分を取り除くケアを継続しましょう。

popoliaのシャンプーと頭皮用化粧水には残留成分除去成分を配合しております。

頭皮のアンチエイジングを徹底する

老化=エイジング 年齢を重ねることをいいます。

それを食い止めるのが 抗酸化=アンチエイジング です。

薬剤を使用する以上、頭皮の酸化は食い止めることができません。

この場合は施術後の頭皮を断続的に抗酸化して若返らせるケアが重要です。

乾燥した頭皮の保湿をする

薬剤と接触した頭皮は水分量が低下し乾燥しがちになります。

乾燥するとお顔同様に様々なトラブルを引き起こしやすくなるので、頭皮の保湿も重要な要素の1つです。

これは日々の習慣に取り入れてもらえると効果的です。

ヘアカラーと比べるとどうなの?

成分 頻度 頭皮との接触 ダメージ
ヘアカラー
  • ジアミン
  • 過酸化水素水
  • アルカリ剤
高頻度 大きい 大きい
パーマ

縮毛矯正

  • 過酸化水素水
  • アルカリ剤
低頻度 少ない 少ない

パーマや縮毛矯正とヘアカラーを比較した時に頭皮に与えるダメージを比較するとヘアカラーの方が負担は大きいものとなります。

過酸化水素水やアルカリ剤といった成分に関しては同様のものが使用されていますが、ヘアカラーの方が濃度が倍近く濃く設定されており、より大きな負担となりえます。

またヘアカラーの場合は特にジアミンが配合されているためにアレルギーの発症リスクが伴うことも頭に入れておかなければいけません。

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まとめ

要点のまとめ
  • パーマや縮毛矯正でも頭皮に負担はかかる
  • ただし施術後のケアを徹底することで大きな負担には発展しない
  • デザイン=ダメージはつきものなので“我慢”ではなく“適切なケアを意識すること”が重要

ヘアカラーと比較をすれば受けるダメージはさほど大きすぎると言うわけではありません。

ただし何もケアをしていないと大きな負担へと発展していく可能性があります。

頭皮へのダメージを気にするのではなく、正しく恐て適切なケアを行いうまく付き合っていくことが重要ではないでしょうか。

長く健康な髪を維持したい方はパーマや縮毛矯正後の頭皮ケアを意識してみてください。